日頃、野球、ましてやメジャーリーグにはあまり関心がない私のような日本人でも、今回のワールドシリーズは少々気になります。
ご存知のように「ヤンキース対ドジャース」が本日(10/26日本時間)から始まりましたが、スコアボードなどの表示では
NYY vs LAD
となっています。
これについては、それぞれ「ニューヨーク・ヤンキース」「ロサンジェルス・ドジャース」の略称と推測できると思われますが、先立って行なわれたいわゆる地区シリーズでパドレスとドジャースが対戦した際、その表記は
SD vs LAD
となっていて、なぜ‘SDP’ではないのか、という疑問が浮かびました。(SDはサンディエゴ)
本日、ようやく疑問が氷解したわけですが、つまりヤンキースやドジャースが例外であってメジャーリーグのチーム表記は「都市名のみ」が基本、ということです。(ロサンジェルスおよびニューヨークには複数のチームが存在するため、識別する必要があるというわけです)
*日本のプロ野球では企業名を前面に押し出す表記となりますが、そうした姿勢に抗してメジャーリーグを鑑として運営されてきたのがサッカーのJリーグと言えるでしょう。その意味で、現在J3の大宮アルディージャが買収され「RB大宮アルディージャ」に変更となることについてはこれから問題視されていくことが予想されます。
話が逸れてしまいましたが、「偏見」というか「思い込み」が強い(上記の私自身の例でいうと、「なぜ‘P’が付かないのか」という全くの見当違い)、つまり柔軟な考え方ができないと、試験問題を解く上でも損をすることになってしまう点を改めて中高生の皆さんにはお伝えしておきたいと思います。
特に数学の問題ではさまざまな角度から問題を眺めて見ることが大切です。
中2の学習範囲でいうと、公立の中学では現在「1次関数」を学習していると思われますが、定期試験や入試では関数と図形を組み合わせた「複数の直線の交点を結んで出来る三角形の面積を求めさせる」ような種類の問題が出題されます。
交点の座標を求めることはできても、「どの辺を底辺としそれに対する高さはいくらになるか」という小学生時代の基本がしっかり身についていないと正解にはたどり着けません。(逆に「正しい見方」を教えられると、まさに目からウロコ、なんで気づかなかったんだろう、という気分になるものです)
そうした多角的な見方を身につけるためにはやはり、日頃からさまざまな問題を解いていくしかないように思われます。